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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/3/17のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、MACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、先週末の急落の反動もあり、ショートカバーが続く展開となりました。

アジア時間では、日本時間夕刻に対ロシア制裁についての協議を行う予定の欧州
連合(EU)外相理事会に関心を注ぐなか、人民元の変動幅拡大発表で注目されていた
人民元の基準値が前週末とあまりかい離しなかったことで、警戒感が後退してやや円安に
振れる動きとなりました。

海外市場に入ると、注目されていた欧米の打ち出した対ロシア経済制裁が控えめな内容と
受け止められ、円売りが継続されました。

制裁内容は、米国がロシアのクリミア軍事侵攻に関与したとして、ロシア人とウクライナ人
11人に対して資産凍結や米国への渡航禁止などの制裁を発動、EUはロシアとウクライナの
議員など21人に対して同様の制裁を科したものとなっています。

テクニカルで見ると、先週の下落が0.3%乖離のエンベローブのロアーラインに沿っていた
ものが、ショートカバーが入りアッパーラインまで値を戻したことが示されています。
0.3%変動の動きは、通常の変動内であり、ドルの上昇が自然な巻き戻しであったことが
伺われます。

MACDは、先週の引けにかけて買い転換したまま、昨日は一貫して買いサインを続けており、
ドルのショートカバーが一日続いたことを裏付けています。

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