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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/3/13のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]

チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、午前は102円後半で方向感が出なかったものの、午後3時前、
中国で発表された1-2月の鉱工業生産、小売売上高、固定資産投資の伸びが、
いずれも市場予想を下回る内容となるとリスクオフムードによる円買い圧力が強まり、
102円半ばまで下落しました。
ただ、102円50銭付近ではドル買い意欲が強く、中国の株式市場も底堅い動きを
見せたことから下値は支えられていました(A)

しかし、海外市場に入るとケリー米国務長官が議会公聴会で、「ウクライナ南部の
クリミア自治共和国でロシア編入の是非を問う住民投票が予定通り16日に実施
されれば、米国と欧州連合(EU)は17日に“一連の重大な措置”を発動させる」と述べ、
さらにウクライナのトゥルチノフ大統領代行が地元テレビで、ロシア軍がウクライナとの
国境に集結していると発言。

これらを受けて、ウクライナで戦闘が起きるとの懸念が高まり、リスクオフムードが
一気に強まり、ドル/円101円56銭と1週間ぶりの安値をつけました。

この流れで、ボリンジャーバンドの下方ブレイクを伴ったバンドウォークが確認できます(B)

MACDを見ると、東京午後にドルの下落により売り転換してものの、その後のショート
カバーで再び買い転換した動きが騙しだったことが分かります(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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