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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/3/12のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、中国経済とウクライナ情勢をめぐる懸念がくすぶり続けるなか、
安全資産とされる円とスイスフランに逃避買いが入り、ドル/円は上値の重い動きが続きました。

中国の債券市場で初の債務不履行(デフォルト)が先週発生したことで、同国経済の減速や
銅などの素材に対する需要鈍化に対する懸念が強まり新興国通貨が打撃を受けたことで、
リスク・オフのムードが続いています。

もっとも、明確なドル売り材料があるわけではないため、ドル/円は明確な方向性を
見出せずにいる状況と言えます。

テクニカルで見ると、0.3%乖離の、エンベローブ(が相場の下値を支えていることが分かります。
しかし、戻りは25SMAで上値を止められており、変動は小さく上値の重い状況を確認する
ことが出来ます。

ただし、価格が下落していたものの、RSIは横這いを続けており、このダイバージェンスが
ドルの底打ちの可能性を示しています。

昨日の102円半ばが目先の底となる可能性があり、当面103円を中心とした方向感のない
相場が続くのかもしれません。

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