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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/3/11のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]

チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、日銀金融政策決定会合を控え模様眺めムードが強まるなか、
海外短期筋のポジション調整で東京午前に103円半ば付近まで上昇する局面がありました。

しかし、日銀金融政策決定会合で政策の現状維持を決めるとともに、黒田東彦総裁が
当面は政策調整の必要はないと発言したことを受けドルは朝方の水準まで押し戻されました。
NY時間が始まるまでは、総じて方向性のない横這い相場が続きました(A)

NY時間に入ると、中国の成長減速懸念が広がってコモディティ価格が下落し、
チリペソが対ドルで約5年ぶりの安値となるなど、新興国通貨が売りを浴びると
リスク・オフムードが強まり、さらに米株式の軟調さを嫌気してドル売りが加速し
103円を割り込む動きとなりました。

この流れで、ボリンジャーバンドを下抜けバンドウォークが発生しています(B)

RSIは、中立の50水準を維持していましたが、NY時間の下落により押し下げ
られています(C)

本日は、発表される経済指標に手掛かりとなるような大きなものはなく、
株価と金利をにらんだ展開で103円を挟んだ持ち合い相場が続きそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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