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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/3/7のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表
RSI
を表示しています。

先週のドル/円相場は、一貫してドルが値を戻す動きとなりました。
ウクライナへのロシア軍の軍事介入がひとまず回避されたこと、年金積立金管理運用
独立行政法人(GPIF)の運用について厚労省は「GPIF運用目標は賃金上昇率基準に、
国内債中心求めず」との草案を提出したこと等を材料に円買いポジションの解消が行われた
ものと考えられます。

また週末には、米雇用統計で非農業部門雇用者数が市場予想を上回ったことを受けて
ドルがジャンプアップし、一時103円76銭まで上昇しました。

テクニカルで見ると、先週の雇用統計後に先行スパンの雲を抜けましたが、引けでは雲の
なかに戻ってきていることが分かります。
上値は1月2日の高値から2月3日の安値の61.8%戻しの水準で抑えられています。
もっとも、今週は雲がねじれており、雲の上抜けに期待がかかります(A)

遅行スパンは、ローソク足と逆行し急騰したことで買い環境に転換しています(B)
ただし、順行に戻ると今週は下方向への力が強まるため、一気に上昇するか、
押し戻されるかの見極めが必要と言えそうです。

RSIは、上昇しているものの、まだ70レベルには達しておらず、もう一段の上昇余地は
残っているように見えます(C)

先週の雇用統計後の水準を上抜けるかどうかが一つのカギであり、これを上抜けると
全値戻しの105円台が視野に入ってきそうです。

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