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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/3/3のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円相場は、ウクライナをめぐるロシアと欧米諸国の緊張の高まりを懸念して、
リスクオフの円買い先行で、前週末のニューヨーク市場終値101円80銭を下回って取引を開始しました。
海外市場でもロシアがウクライナ南端のクリミア半島の実効支配に乗り出したことで地政学的な緊張が高まり、
安全通貨に買いが集まり、1カ月ぶりの安値となる101円17銭まで下落しています。
もっとも、ドルも円とともに安全通貨として買われている通貨であり、
ドル/円に大きな方向性が出にくい状況とも言えます。

テクニカルで見ても、昨日は円高に振れたものの転換の可能性が見えます。
昨日の動きはダブル・ボトムを形成しに行っているようにも見え、
ネックラインの101円半ばをクリアーに抜けると底打ちの可能性が高まります(A)

MACDを見ても、昨日の海外市場で買いに転換しており、ドル/円の反転が期待されます(B)

ただし、101円を割り込んでくると一段の下値余地が広がることになり、
材料的にもウクライナ問題は深刻化する懸念も高いことから注意が必要と思われます。

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