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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/2/28のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、ウクライナで暫定政権が成立したものの、
5月25日に予定される大統領選挙までデフォルト(債務不履行)懸念が払拭されないことや
中国人民元が続落したこと、さらに米国の10-12月期国内総生産(GDP)改定値が
前期比年率+2.4%に下方修正されたことなどを受け、
週初の102円68銭から週末には101円56銭まで下落する展開となりました。
イエレンFRB新議長が、
「見通しが著しく変化した場合には、量的緩和縮小のペースを再検討する可能性排除しない」
と述べたことも、ドル売り要因となったとの指摘もあります。

テクニカルで見ると、ドル売りを示唆する情報が多くなってきていることが分かります。
ローソク足が先行スパンの雲を下抜けてきており、
再び雲が上値抵抗となる可能性が考えられます(A)

また、ローソク足と遅行スパンの関係を見ると、
順行の動きが続いており今週初の持ち合い後に
下方へ押し下げられる力が高まることが示唆されています(B)

さらに、Williams%Rは高値での持ち合いを下抜けてしまっており、
これもドルの軟調地合いを示していると言えるでしょう(C)

今週末には米雇用統計があることから、市場は慎重な動きが続きそうですが、
ドルの上値の重い展開は週末まで続く可能性が高そうです。

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