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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/2/5のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円は、東京朝方こそ101円台後半まで回復しましたが、
その後は上値が重く方向感のない動きとなりました。

NY時間では、発表された経済指標に大きく振らされる展開となっています。

東京時間に、日本株の反発とともに101円77銭まで値を戻したものの、
日経平均の上げ渋りとともに101円前半まで押し戻されました。

NY時間に入り、オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した1月の全米雇用報告で、
民間部門雇用者数が17万5000人増と市場予想を下回ったことを受けて、週末発表の1月の米雇用統計が
予想より弱めの内容になるとの懸念が強まり、ドルは急落101円を割り込みました。

テクニカルには、下値を支えていた0.3%乖離のエンベロープを一気に突き抜ける動きとなりましたが、
すぐに値を戻しヒゲに終わっています。

その後、米供給管理協会(ISM)が1月の非製造業部門総合指数を発表し、これが54.0となり、
前月の53.0から上昇となりました。

上昇は3カ月ぶりで、予想の53.7も超え、景気を見極めるうえでの分岐点となる50を49カ月連続で
上回ったことを好感し、ドルの買い戻しが入りました。

ただし、この動きの一過性に終わり、長い上ヒゲとなっています。

上下に振れてヒゲが出ている相場ですが、上値はエンベロープの到達していないこと蚊帳、
やや売り優勢であることが伺えます。

とはいえ、RSIを見ると中立の50を挟んでの推移となっており、明確な方向性が見られない動きと言えます。

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