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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/2/6のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のユーロ/ドルは、ECB理事会を控え1.35ドル前半での模様眺めの動きが続きました。

マーケットは、主要政策金利であるリファイナンス金利の引き下げや、
家計や企業向け融資債権を原資産とする証券化商品の購入、短期金利上昇を抑えるために
オペの非不胎化措置などの決定を期待していましたが、理事会では主要政策金利を据え置くと同時に、
一段の情報を収集したいとし、追加措置を見送りました。

直後は相場の反応は限定的なものにとどまりましたが、その後ドラギ総裁が、
ユーロ圏はデフレ問題に直面していないと言明したことがユーロ買いにつながり、
ユーロ/ドルは大きく上昇、1.36ドル台を付ける動きとなりました。

この流れで、最初はボリンジャーバンドを下抜いたもののすぐに反転し、
次はボリンジャーバンドを上抜いたことによりバンドウォークを示現しています。

このように、ボリンジャーバンドのブレイクの騙しは反対方向への急激な動きの前触れとなることは
割と多く見受けられる現象です。

DMIをみると、アジア時間に急速にADXが下落しており、ECB理事会後の急上昇でも
ADXはあまり回復していないことから、昨日のユーロ上昇はトレンドにつながるというよりは
先週の下落に対する調整が進んでいると考えたほうがよいのかもしれません。

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