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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/1/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.1%・0.2%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、東京時間に日銀の金融政策決定会合の結果に反応する局面はあったものの、
全般的には小動きの一日となりました。

金融政策決定会合では、資金供給量(マネタリーベース)を年間60兆~70兆円増やす異次元緩和の継続を
全員一致で決め、現行の資産買い入れ方針も維持することとなりました。

昨年10月に決めた「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の中間評価では、2015年度にも2%の物価安定目標が
達成できるとのシナリオも維持しました。

現状維持は予想通りだったものの、海外勢の一部には緩和を見込んでいたところもあり、
その失望で株買い・円売りポジションが巻き戻され、ドル/円も一時104円を割り込む展開となりました。

もっとも、103円台では厚い買い注文が観測されており、また日銀の追加緩和への期待も根強く、
ドルはすぐに持ち直し、金融政策発表前の水準まで上昇しました(A)

その後はドルが底堅い動きながら、値幅は小さな相場が続きました。

海外市場では、上値は0.2%乖離のエンベロープで止まられ、下値に至っては
0.1%乖離のエンベロープが抵抗となっています(B・B’)

通常は0.3%程度の動きがあり、昨日の膠着が伺われる形状となっています。

RSIをみても中立の50近辺で動きており、相場に明確な方向感が出ていないことが分かります(C)

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