2014/1/17のドル円相場の考察
先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、MACDを表示しています。 |
先週のドル/円相場は、前週末に米国12月の非農業部門雇用者数が予想を大きく下回ったことを受けて
1月28-29日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)見送り観測が高まり週初に大きく軟化、
102円86銭まで下落しました。
しかし翌日には、堅調な米国の経済指標を好感し、また前日のドル売りの反動もあり、
月曜日の下落分を取り戻す上昇となりました。
さらに、日本の11月の経常赤字が過去最大規模を記録したことも円売り要因となり104円92銭まで値を戻しています。
ただし週末には、ルー米財務長官による円安牽制発言もあり上げ渋る展開で週を越えることとなっています。
テクニカルで見ると、週初の下落と翌日の反発により「包み線」の線組みとなって
下値の強さを形成しているように見えます(A)。
この動きで、遅行スパンが陰転しそうになったものの、翌日の反発で三役好転を維持することとなっています(B)。
遅行スパンとローソク足の関係を見る限りもうしばらくはドルが底堅い動きを続けそうです。
しかし、ドルの上昇をサポートしてきた支持線は既にブレイクしており(C)、
現在は上昇局面後の調整入りに入っているようにも見えます。
MACDを見ても、高値交錯後に陰転しており、現状も売りサインを続けていることから、
目先上値の重い展開が続きそうです(D)。
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