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テクニカルで検証する昨日の相場

2014/1/6のドル円相場の考察

現在のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

日本の多くの企業の仕事始めとなった昨日のドル/円相場は、実需勢の参加が極めて限定的となるなか、
海外短期筋主導の取引となりました。

東京株式市場が朝方から軟調で、日経平均が1万6000円を割り込み、一時400円を超す下げとなったことから、
株安に歩調を合わせて円に上昇圧力がかかり、朝方の高値104円95銭から
104円15銭まで下落する動きとなりました(A)

ボリンジャーバンドのアッパーバンドに上値を抑えられた形となっています。

その後は、徐々にドルが値を持ち直し104円後半まで上昇していますが、
これは海外短期筋の朝方のドル売りに対するショートカバーと言われています(B)

週末に米雇用統計を控え、ポジションの回転を速くしているとの指摘もあります。

NY時間に入ると、米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業部門総合指数が53.0と前月から下がり、
6月以来の低水準となりました。

低下は2カ月連続で、事業活動の拡大が鈍化したほか、新規受注が縮小したことが示されました。

さらにマークイットが発表した12月の米非製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値も前月から低下したため、
米サービス部門の景況指数が、米経済は拡大を続けているもののペースは緩やかであるとの見方が強まり、
両統計の発表後にドルは下げが加速する展開となり、一時104円を割り込む動きとなっています(C)

この動きで、ボリンジャーバンドのロアーバンドを下抜けていますが、バンドウォークには繋がらず、
すぐに104円台を回復しており、下値も底堅いことが示されています。

MACDを見ると、MACDとシグナルが交錯しており、明確な方向性が見いだせませんが、
水準的にはゼロを割り込む動きが続いており、ややドルが軟調地合いであることが確認できます(D)

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