TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2013/12/4のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2013/12/4のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円相場は、明日の米雇用統計を控えて模様眺めムードが強いなか、
調整の動きが続き上値の重い展開となりました。

海外市場に入ると、米オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した
11月の民間部門雇用者数は1年ぶりの大幅増加となり、また10月の米輸出は過去最高、
さらに10月の米新築一戸建て住宅販売も33年半ぶりの伸びとなったことを受けて、
ドル買いとなったものの東京時間の高値を抜くことは出来ませんでした。

その後、ISMの11月非製造業雇用指数が、10月の56.2から52.5に下がり、
5月以来の低水準とまり、これを嫌気したドル売りが進み、一時102円台を割り込む展開となりました。

「非製造業雇用指数は米雇用統計の非農業部門雇用者数の伸びに対する正確な先行指標であるため
今回の低下は注目に値する」と指摘されており、米連邦準備理事会(FRB)による早期の量的緩和縮小を
後押しする内容ではなかったと判断されたようです。

この流れで、ボリンジャーバンドを下抜けてバンドウォークを形成しかけましたが、
すぐにバンド内に戻ってきており、バンドブレイクは騙しに終わったことで、
相場に方向性がないことが示唆されています。

また、RSIも中立の50レベルを中心とした動きとなっており、方向感がないことが確認できます。

提供: FXトレーディングシステムズ
ボリンジャーバンドRSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ