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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/11/29のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、
12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で資産購入プログラム縮小観測の高まりと
日本銀行による追加緩和観測が高まったことによる日米金利差拡大観測、
また中国による防空識別圏の設定により極東の地政学的リスクが高まったことなどを材料に円売りが進み、
一時102円61銭まで上昇する展開となりました。

日本の10月のコアインフレ率が前年比+0.9%まで上昇し、コアコアインフレ率が1998年8月以来の
上昇率となる前年比+0.3%を記録したことも円売り材料となったとの指摘もあります。

テクニカルで見ると、一目均衡表の三役好転は続いており、ドル/円の上昇はゆるぎない状況となっています。

Williams%Rが天井圏に張り付くなか、価格が上昇を続ける相場となっており、
これは強いトレンドの継続を意味することからオシレーター系のテクニカルが機能しない相場と
なっておりと言えるでしょう。

こうした強いトレンド相場は、
何らかのきっかけで反転するまで大きな理由もない状況で上昇を続けるものであり、
流れに逆らわないことが重要となります。

今週は、米国11月雇用統計を見極め、
12月17-18日の連邦公開市場委員会(FOMC)でのテーパリング(量的緩和縮小)の
可能性を探る展開が予想され、週末の指標に向けて波乱の可能性には注意したいところです。

米系ヘッジファンドが、98-99円を行使価格、103円をノックアウトとするドルコールオプションを
大量に保有しいるとの噂から、103円のオプション・バリアーの攻防戦を警戒する声も聞かれます。

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