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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/10/29のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、アジア時間から欧州時間にかけて97円半ばで方向感のない膠着して動きを続けました(A)

その後、この日から2日間の日程で開催される連邦公開市場委員会(FOMC)をにらみ、
ポジション調整の動きが中心となり、ドルが徐々に買い戻される展開となり97円後半へ上昇、
ボリンジャーバンドのアッパーバンドにタッチしに行く動きとなりました。

さらにNY時間に入ると、「FRBが向こう数カ月間、資産買い入れプログラムの規模を維持するとの予想は
既に相場に織り込まれた」との見方が強まり、ドルが一段と買い戻される動きとなり、
この流れでボリンジャーバンドのバンドウォークを伴った強い上昇が起き98円台を回復しています(B)

MACDでは、欧州時間の持ち合いのなか、相場に先行して買い転換しており、
その後一貫してドル買いサインを続けていることが確認できます(C)

本日は、昨日の流れを引き継ぎドルの上昇余地はあるものの、
米金利が低下していることや、昨日の上昇に対する調整も予想され、上値も限られたものとなりそうです。

もっとも、月末ということもあり輸入企業の買いも予想され、
下値も堅く98円前半を中心とした神経質な取引となりそうです。
また今夜は、FOMCの声明が発表されるため、
その内容次第では一時的にドルが乱高下する可能性があり注意が必要でしょう。

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