TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2013/9/3のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2013/9/3のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、主要な中央銀行が週内に政策決定会合を控えているほか、投資家がシリアに対する西側諸国の軍事攻撃の動きを慎重に見定める中で、99円台でのレンジ相場が続きました。

海外市場では、米供給管理協会(ISM)が発表した8月の製造業部門景気指数は55.7となり、2011年6月以来の高水準となったほか、米商務省が発表した7月の建設支出も前月比0.6%増と市場予想を上回る結果となり、米国の景気回復が勢いを増していることを示唆したことを受け、一時99円86銭まで上昇する局面もありましたが、99円後半から101円水準まではドル売り注文が集まっていると言われ、99円台でのレンジ取引を抜けることは出来ませんでした。

テクニカルで見ると、ボリンジャーバンドが上でともに抵抗線として機能する形となっており、一方向への大きな動きは期待しにくいところです。

ローソク足では、下値が切り上がり底堅い形に見えますが、MACDは一昨日の海外市場で陰転して以降売りサインを続けており、相場の上値が重いことが示唆されています。

週末には米雇用統計も控えていることや、ここ一週間で3円以上の上昇となっていることから、短期的には調整リスクに注意が必要かもしれません。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとMACDなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ