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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/8/23のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円は、7月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で9月のFOMCでの資産購入プログラム縮小観測が高まったことや米国10年債利回りが2.92%まで上昇したことで底堅く推移し、週末には本邦機関投資家やマクロ系ファンド筋からの断続的なドル買いが持ち込まれ99円15銭まで上昇しました。

ただし、テクニカルで見ると、この上昇が継続するかどうかは判断に迷うところです。
先週末には厚みのなくなった一目均衡表の先行スパンの雲の水準まで相場は戻っていますが、クリアーな上抜けにはなっていません(A)
今後は雲が厚みを増し、水準を切り下げてくるため上値が重くなってくる可能性もあります。

また、遅行スパンは依然売り環境を示唆しており、さらにローソク足との順行が続く場合は今週末に向けて下への圧力が強まる可能性もあります。

さらにRSIを見ると、中立である50レベルにまで戻ってきているとはいえ、一段の上昇を保証するものではありません(B)

もっとも、7月上旬の高値からの下落で上値を押さえ続けてきたレジスタンスラインRを先週末にヒゲで上抜けをしています。
実体でクリアーに上抜けることが出来れば、もう一段の上昇につながる可能性もあり、今週前半の動きには注目したいところです。

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