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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/8/16のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、13日の新聞報道「安倍首相が法人税の実効税率の引き下げを検討するように指示」や9月の連邦公開市場委員会(FOMC)での資産購入プログラム縮小観測が高まったことを受けて、95円92銭から98円66銭まで上昇しました。
しかし、週後半には米国債償還・利払いに伴う円買い、大口の米国株式・債券の投資ファンドの解約などで上値が重くなり、さらには菅官房長官が「総理が法人税減税の検討指示した事実はない」と発言したことで反落し、97円半ばまで押し戻されて週を越えています(A)

テクニカルで見ると、現状方向性を見出しにくい形状となっています。
先行スパンの雲の下を推移しているものの、雲に厚みがなく明確に上値が重いとは言い切れません。

また、ローソク足と遅行スパンの関係を見ても、再び順行の流れに戻っており、これが続くのであれば今週はやや底堅い横這いの動きが予想されます(B)

また、Williams%Rも急速に水準を買う服しながらも中立水準で揉んでおり、明確な方向感が出ていません(C)

これまで通り日米の金融政策の行方を眺めながら神経質な取引が続きそうです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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