2013/8/15のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートはドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
昨日のドル/円は、東京時間に菅官房長官と麻生財務相が、法人税減税について安倍首相が検討を指示したとの
一部報道について否定すると、急落となり、97円58銭まで下落しました。
その後は停滞となったものの、日経平均株価が下げ基調を強めたこともあり、終始上値の重い動きとなりました。
ただし、この動きでボリンジャーバンドを下抜けたもののバンドぃー区は示現せず、相場に強い勢いは
見られませんでした(A)。
海外時間では、米新規失業保険申請件数が予想外に減って6年ぶりの低水準となったことや、7月米消費者物価指数(CPI)の前月比上昇率が市場予想通りだったことを受け、FRBは想定よりも早めに資産買い入れ(量的緩和)縮小に
動くとの見方が広がって、ドルが押し上げられました。
しかし、その後に発表された8月のフィラデルフィア地区連銀業況指数が予想を下回り、新規受注の落ち込みや雇用の鈍化を示したことや、米国株式が急落したことで、ドルは値を消す展開になり、一時97円割れを試す動きとなりました(B)。
上下に大きく振られ、ボリンジャーバンドを上下とも突破しているものの、明確な方向性を感じさせない
動きとなっています。
MACDを見ると、ロンドン時間に買い転換しているものの、その後すぐに再転換に転じており、ドル売りの流れが続いていることが示されています(C)。
提供: FXトレーディングシステムズ
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