2013/7/8のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、MACDを表示しています。 |
週明けのドル/円相場は、早朝から外為証拠金取引に絡んだ買いが流入して101円54銭まで上昇し、約5週間ぶりの高値をつけたものの、その後は本邦輸出勢のドル売りオーダーが意識されたことや短期筋の利益確定売りに押されたことで徐々に押し戻される展開となりました。
海外市場でも、この調整ムードは続き上値の重い動きとなっています。
ドルは6月半ば以降、米景気が他の地域に先駆けて回復し、米連邦準備理事会(FRB)が債券買い入れプログラムの縮小に踏み切るとの観測から大幅に上昇してきており、昨日は主要6通貨に対するドル指数が84.588と2010年7月以来の高水準を付けたこともあり、騰勢一服となったと指摘されます。
もっとも、ドルの安高感は根強く、調整局面も一過性との見方が大勢を占めています。
テクニカルで見ると、MACDが東京昼には陰転してドルの調整を示唆しており、その後は一貫して売りサインが続いていることが分かります。
ただし、ボリンジャーバンドは縮小後にロアーバンドにタッチしに行っているもののバンドウォークは発生せず、下方向への勢いが強くないことを感じさせる形となっています。
現状はレジスタンスラインRに上値を抑えられていますが、これを上抜けると再度上値トライが期待され、またボリンジャーバンドのアッパーバンドのある101円ミドルを抜けていけはバンドウォークによるドル急騰の可能性も考えられそうです。
提供: FXトレーディングシステムズ
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