2013/7/3のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンド、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。 |
昨日のドル/円は、朝方は前日の流れを受けドルが底堅く推移し、株価先物の気配値上昇に反応した短期筋のドル買いで一時100円86銭と4週間半ぶりの高値を付けました。
しかし、その後は利益確定売りや輸出企業のドル売りなどが流入して伸び悩み100円後半での動きが続きました。
海外時間に入ると、エジプトやポルトガルの政局混迷を受けて資金の逃避先として円が買われ、ドル/円は一時99円32銭まで下落しました。
ポルトガルについては主要閣僚の辞意表明を受け、解散総選挙になれば同国の支援プログラム脱却が遅れるとの見方が出ているとの指摘もあります。
ただ、6月のADP全米雇用報告で民間部門雇用者数が予想を上回ったことや、新規失業保険申請件数が2週間連続で減少したことなどから、ドルは値を戻し100円近辺で引けています。
テクニカルで見ると、拡大したボリンジャーバンドの中を乱高下しており、バンドウォークが見られないことから昨日の下落がトレンドを形成する動きではなかったことが示唆されています。
同様にDMIを見ても、昨日の急落時にはADXが下落を続けており、このドルの下落が一昨日実の上昇に対する調整の動きであったことが示されています。
提供: FXトレーディングシステムズ
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