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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/6/27のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日のドル/円は、東京市場で仲値にかけて月末要因などによるドル売りで一時97円台半ばまで値を下げる場面があったものの、その後はアジア株が比較的堅調に推移したことで97円台後半での小動きとなりました。
その後、上海株が一時反発したことでリスク回避ムードが和らぎ、さらに日経平均が上げ幅を拡大して引けたことを受け、欧州時間のスタートではドル高基調が強まり、98円台前半まで買い進まれる展開になりました。
NY時間では、米5月中古住宅販売成約指数が予想を上回りほぼ2年ぶりの高い伸びを示したことを好感したドル買いやダドリーNY連銀総裁の発言「経済が米連邦準備制度理事会(FRB)の見通しに達しなかった場合、量的緩和(QE)を長期化する可能性もある」を受けた株高がドル買い要因となり、98円57銭まで上昇する局面がありました。

テクニカルできると、ボリンジャーバンドの上抜けが確認できます。
しかし、ロアー・バンドが綺麗な拡大を示してはおらず、典型的なバンドウォークとは言い難い形状となっています。
これは、この上昇がマーケットの気迷いを伴いながらのものであることを示唆しているようにも見えます。

MACDは、一昨日に陽転して以降、一貫して買いサインとなっており、昨日の上昇をサポートするものといえますが、NYの引けでは陰転が確認でき、本日は調整的な下押しに注意が必要かもしれません。

提供: FXトレーディングシステムズ
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