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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/6/6のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、アジア時間から欧州時間にかけては、99円前半での小動きが続きました(A)
日本株の上下動に振らされたものの明確な方向感のない展開となりました。

DMIを見ても、この間ADXが下落を続けており、相場に勢いがなくなって行っていることが分かります(B)

NY時間に入ると、本日発表される米雇用統計が弱い数字となり、米連邦準備理事会(FRB)が今後も資産買い入れプログラムを現在の規模に据え置くことになるとの観測が広がり、ドル全面安となり、ドル/円も一時95円96銭と、4月半ば以来の安値を付けました。
この流れで、ボリンジャーバンドを下抜け、強いバンドウォークが発生していることが確認できます(C)

また、ADXも急激の上昇しており、このドル下落に強いトレンドが形成されていることが示唆されています(D)

本日の米雇用統計の結果によっては、さらなる混乱の動きも予想されますが、マーケットではすでに悪い結果を織り込んでしまった可能性もあるとの指摘もあり、かなり雇用統計に悲観的になっているため、逆に良好な結果がドルの大きな買い戻しにつながるとの見方もあるようです。

提供: FXトレーディングシステムズ
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