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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/6/4のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。

チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円は、緩やかな戻り歩調をたどりました。
後場の東京株式市場では日経平均が堅調に推移し、上げ幅は一時300円を超えたことを受け、ドル/円も100円近辺まで上昇し、前日のニューヨーク市場でつけた5月9日以来の安値98円86銭から1円超水準を戻しました。

欧州勢の本格参入後に100円台を回復しましたが、ここからの上値は重く、100円を挟む動きとなりました。

NY時間に入ると、予想を下回った米国の4月貿易赤字を好感したドル買いが優勢となり100円38銭へ上昇、その後エスター・ジョージ・カンザスシティー連銀総裁が量的緩和第3弾(QE3)の縮小を支持する姿勢を表明したことで米国株式相場の失速に連れた円の買い戻しが一時優勢となり再び100円を割り込みますが、債券利回りの上昇に伴うドル買いもあり下げ止まり、100円近辺で方向感のない動きとなっています。

テクニカルでは、ボリンジャーバンドのバンド幅を縮めながら小動きとなっており、明確な方向性が見いだせず、前日のバンドウォーク後の調整局面であることが示唆されています。

RSIも100円台では70水準まで上昇して高値圏が低いことを示しているものの、現状では中立水準まで戻っており、模様眺めムードであることが伝わってきます。

週末の米雇用統計を控えて、動きにくい相場が続くかもしれません。

提供: FXトレーディングシステムズ
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