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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/5/24のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週のドル/円は、バーナンキFRB議長が議会証言で「もし、景気や労働市場の改善が続き、それが持続するとの自信があるのなら、今後数回のFOMC会合で、長期債買入れプログラムの減額を行う可能性がある」と述べたことを受け、103円74銭まで上昇しました。
ニューヨークダウは史上最高値の15542.40ドルまで上昇、日経平均株価も年初来高値となる15942.60円まで上昇しました。
しかし週末には、米国10年債利回りが一時2%台に上昇し、日本国債10年債利回りが1.0%まで上昇したことで、株式市場は急反落。この日米株式市場の下落などを受けてドル/円相場も100円66銭まで反落しました。
一本調子で上昇してきただけに、調整は当然との声も聞かれましたが、株式とともに急激な動きに市場は戸惑っている感じです。

テクニカルで見ると、103円74銭まで上昇する動きの中で、RSIは反落しておりダイバージェンスが確認できます(A・A’)
週末の反落を先取りする動きといえるでしょう。

現状は、4月2日の安値を起点とするサポートラインBに支えられ、まだ上昇基調を維持しています。
このサポートを下抜けると、大きな調整局面入りする可能性が高まるため、注意が必要でしょう。

ローソク足と遅行スパンの関係からは、今週は大きな変動が期待しにくく、急落後の動きを見極める模様眺めムードが強くなるのかもしれません。

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