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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/5/10のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表RSIを表示しています。

先週は、週初から100円の上値の重さを意識する展開で99円を挟んだ取引が続きました。
しかし、新規失業保険申請件数も2008年1月以来の低水準に改善したことなどを受け100円を突破、さらにウォール・ストリート・ジャーナル紙のFRBウォッチャーでバーナンキFRB議長のスポークスマンといわれるヒルセンラス氏による「米国連邦準備理事会(FRB)、量的緩和第3弾(QE3)の縮小を検討」との観測記事がドル買い・円売りに拍車をかけ、週末には一時101円98銭まで上昇しました。
また、

これまでの強い上値抵抗であった100円を抜けたことで、今度は100円が下値抵抗と指摘そうしてくることになりそうです(A)

ローソク足と遅行スパンの関係を見ると、相関通りにドルが上昇していることが分かります(B)
ただし、相関が続けば今週後半から来週にかけてはドルが下に引っ張られる力がかかる可能性があり注意が必要でしょう。
もっとも、遅行スパン陰転のリスクは大きく後退しており、相場の下押し圧力は小さくなっている状況では、大きな影響は出ないようにも見えます。

RSIを見ると、価格が大きく上抜けしているのも関わらず、RSIが上昇していないことが気になります(C)
これは、まだ上昇余地が大きく残っていると考えるか、ダイバージェンスに兆しなのか評価が分かれるところでしょう。
RSIの動きには注意深い観察が必要となりそうです。

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