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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/5/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、東京から欧州時間にかけては98円台後半で小動きに終始しました。
しかし、NY時間に入り、週間の米新規失業保険申請件数が2.7万人減少の301万件と2008年1月以来の低水準となり、変動の少ない4週平均は33.675万件と、景気後退に入る前の2007年11月以来の低水準となったことが発表されるとドルは上昇を始め、ボリンジャーバンドを上抜く動きとなりました(A)

その後、しばらく同水準付近でもみ合いが続いたものの、米国株が堅調に推移したことや米30年債入札が好調だったことを背景にもう一段の上昇となり、100円のバリアーを突破するとドル買いが加速し、一時2009年4月以来の高値である100円79銭まで上昇しました。
ボリンジャーバンドは一段の拡大を続け、強いバンドウォークが示現されています(B)

DMIを見ても、ADXが急上昇となっており、強い上昇トレンドを形成していることが確認できます(C)

強い上値抵抗だった100円レベルを上抜いたことで、短期的には達成感からの利食いのドル売りも予想されるものの、上昇余地はもう一段広がったとの見方も強く、目先は100円が下値抵抗に転換し維持されるのかどうかが注目されます。

提供: FXトレーディングシステムズ
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