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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/4/23のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.5%、0.7%)、MACDを表示しています。

昨日のドル/円は朝方から上値の重い展開となりました。
朝方こそ99円前半で下値も支えられていましたが、その後は中国の経済指標の悪化に圧迫される動きとなりました。
HSBCが発表した4月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI、季節調整済み)速報値が50.5となり、3月の確報値51.6から低下すると、中国市場では上海総合指数が2%を超える大幅下落となったことで、円が対主要通貨で買い戻され、一時98円47銭まで下落しました。
この下値では0.7%乖離のエンベロープで支えられています(A)。

しかし、MACDを見ると下値持ち合いの中で反転の兆しが出ており、海外市場でのドルの戻りを予感させる動きとなっていました(B)。

海外市場に入ると、良好な米企業決算や、良好な米住宅指標を好感したリスク志向の円売りが優勢となり、99円台を回復する動きとなりました。
ただし、この上昇でも0.5%乖離のエンベロープに止められており、やや上昇圧力が弱いことが窺われます(C)。

また、ハッカー攻撃を受けた虚偽のAP通信報道「ホワイトハウスで2つの爆破、大統領が負傷」を嫌気した株の急落に連れて一時98円59銭へ反落し、その直後に報道が否定され99円30銭へ戻すという乱高下も起きていました(D)。

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