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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/4/4のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円は、日銀の金融政策決定会合の制作発表を控えて模様眺めムードの強い動きで始まりました。
92円後半で非常に狭いレンジでの動きとなっていました(A)

発表された日銀の新たな政策は、2年程度で2%の物価上昇率を目指すとし、「量的・質的金融緩和」の概念を導入となりました。
マネタリーベースと長期国債・上場投資信託(ETF)の保有額を2年間で2倍に拡大するとともに、長期国債買い入れの平均残存期間を3年弱から7年程度に延長することを決定しています。
金融市場調節の操作目標をマネタリーベースに変更し、年間60~70兆円に相当するペースで増加させるとしています。
この内容は、マーケットの期待上回るものであり、日銀の決意の強さを示したものといえ、マーケットはこれに素直に反応しました。
日経平均も発表前お前日比200円安から一気に270円高まで上昇しました。
ドル/円も一気に円安に振れる展開となり、92円台から急上昇し、95円台を回復する動きとなりました。
この動きでボリンジャーバンドの上方ブレイクとバンドウォークが確認できます(B)

その後海外市場でもう一段のドル上昇となり96円台を回復する動きとなっています。
もっとも、この動きでは価格が上昇を示したものの、RSIが横這いとなっており、ダイバージェンスが観察できます(C・C’)
このダイバージェンスが示すように、その後はやや上値が重くなりましたが、ほぼ高値圏で引ける動きとなっています。

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