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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/3/22のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円は、週初にキプロスへの金融支援(100億ユーロ)の条件である銀行預金課税に対する懸念から93円45銭まで下落しましたが、その後は日銀新体制に対する期待感から96円13銭まで反発する展開となりました。
しかしながら、本邦機関投資家による3月期末決算に向けたリパトリ(外貨建て資産売却・円買い)が上値を抑えたことや日本の2月の貿易赤字が予想を下回ったこと、キプロスの金融危機やイタリア政局への警戒感から週末には再び円高が進み94円台前半まで押し戻されています。

テクニカルで見ると、これまでの一本調子のドル上昇に陰りが出ていることが分かります。
先週のドル上昇でも前週の高値を越えられず、ダブルトップを形成しています(A)
既にネックラインを割り込んでいることから、今週はもう一段の調整的な動きが出る可能性を示唆しています。

また、遅行スパンとローソク足の関係からも、今週はドルが下方向に引っ張られる力が働く可能性が考えられ、注意が必要でしょう(B)

もっとも、日銀の新しい政策を見極めるまでは、ドルの押し目買い意欲は強く、価格よりは時間で調整する可能性も高いように思われます。
また、Williams%Rを見ても、既に低水準まで落ちてきており、一段の売り込みには警戒感が出てくるものと思われます(C)

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