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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/3/21のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)MACDを表示しています。

昨日のドル/円は、一昨日とは反対の展開となりました。
朝方の96円台から一貫してドルが押し戻される動きとなっています。
朝方は一昨日からの流れを受けて96円台でスタートしたものの緩やかに軟化、午後には参議院財政金融委員会で、麻生財務相が日銀の目標とする2%の物価上昇率について「2年で簡単にいくかなと正直思わないではない」と発言したこと嫌気し、ドルのロングポジションの解消につながり95円半ばまで下落しました。
さらに、その後黒田東彦日銀総裁が就任会見で「デフレ克服で円安に依存する必要はない」といった主張を行い、かなりのハト派的内容が期待されていただけに市場は失望し、円の買い戻しが進み、一時94円半ばまでの大きな下落となりました。

パラボリックを見ると、朝方売り転換した後、一貫して売りサインを出し続けています。
もっとも、本日朝方には再び買い転換をしているため、目先の底を付けた可能性が考えられます。

MACDを見ても同様で、昨日東京昼に売り転換して売りサインが出続けていますが、今朝は反転する兆しが出ています。

短期的には、積み上がったドル論議の調整売りが出たことで、大きくドルは下落しましたが、ドル買い意欲は根強く、押し目ではバーゲンハント的なドル買いが湧き出てきそうです。

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