TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2013/3/12のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2013/3/12のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドMACDを表示しています。

昨日は、東京朝方に「日銀総裁候補の黒田東彦氏が、20日の就任後速やかに臨時会合を開いて緩和策を打ち出す可能性を示唆した」と一部で報じられたことを受け、マクロ系ファンドを中心とする短期筋が円売りを仕掛けました。
ドル/円は、この流れでボリンジャーバンドのアッパーバンドを上抜け、バンドウォークを示現しながら急速に上昇し、2009年8月以来3年7カ月ぶりの高値である96円71銭まで到達しました。

しかし、その後は利食い売りに押されたことや民主党が岩田日銀副総裁候補の任命に反対しているとの報道が嫌気され、ドルはじりじりと軟化する展開となりました。
海外市場に入ってからは下落が加速し95円半ばまで押し戻されています。

MACDを見ると、東京午後には陰転しており、海外市場のドル安を先取りしていることが分かります(B)

もっとも、下値での買い意欲も強く、下ヒゲで何度も下値を試すもののバンドウォークには至らず反発しており、95円台の底堅さを感じる動きとなっています(C)

本日東京市場では、株価動向をにらみながらの展開となるものと思われますが、95円半ばは下値が堅く、96円台では上値を抑えられそうであり、神経質な取引となることが予想されます。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ