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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/2/20のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日は、麻生太郎副総理兼財務・金融相が「財務省として外債を買うつもりはない」と発言、安倍晋三首相が「官民外債ファンドの必要性は相当薄まってきている」、「水準でなくても為替について説明することには慎重であるべき」と態度を変更したことへの失望感から、円の買い戻しが進みましたが、ユーロに関しては材料難から蚊帳の外で1.34ドル前半での持ち合いとなりました。

しかし、価格は横ばいでもRSIが下落し始めておりダイバージェンスが確認でき、ユーロの下落を示唆しています(A・A’)
このダイバージェンスが示すように、その後ユーロの下落が始まっています。

更にNY時間では、株安や商品相場安に加え、ヘッジファンドが破綻し資産の売りに動いているとの観測を背景にリスク回避地合いとなり、ドルが買われる流れとなりました。
さらに、FRBが1月29‐30日のFOMC議事録を公表し、当局者が量的緩和のコストとリスクをめぐる懸念を強めていることが明らかになり、FRBが早期に緩和策を縮小する可能性があるとの観測が高まったことからドル売りが一段と進む展開となりました。

この流れでユーロ/ドルは急落し、ボリンジャーバンドを下抜けバンドウォークを示現して1.33ドルを割れました(B)
結局ユーロは、1月23日以来の安値である1.3270ドル水準まで下落し、安値圏でNYを引けています。

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