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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/2/13のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、週末のG20財務相・中央銀行総裁会議で為替相場が主要議題になるとの見方が出るなか警戒感の高まりから横這いで推移する動きとなりました。

ただし、昨日発表されたG7声明に関し、カナダのフレアティ財務相が、「声明はG7の総意によるもので、日本を名指しする意図はなかった」と言明し、またイングランド銀行のキング総裁も、G7声明は文字通りに受け止めるべきとの立場を表明して、「昨日、声明に署名した際、当局者と呼ばれる他の筋が声明発表前後に根拠のない説明を行い、声明で述べられていないことを主張するとは思いもしなかった」と述べていることから、円安に対する懸念が出てくることはなさそうです。

また、G20の議長国ロシアのストルチャク財務次官が、「円は明らかに過大評価されてきた」と発言、日本の当局が市場介入している兆候は見られないとし、「日本が輸出促進のために為替レート利用していると言うのは誇張だ」と述べたことをうけ、市場では、同財務次官の発言は、円安傾向を容認するものとして受け止められたとの指摘もあります。

その意味では、現状の動きはG20に対する警戒感というよりも、速すぎた円安スピードの調整局面と捉えるべきなのかもしれません。

テクニカルでも、ボリンジャーバンドに達しても抵抗となっていること(A)や、ADXが下がり続けていること(B)、などを見ると、一方向への動きの勢いがなくなっていることが分かります。

提供: FXトレーディングシステムズ
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