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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/1/25のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

先週のドル/円相場は、前週の上昇を受けて高値圏である90円台で始まったものの、日本銀行金融政策決定会合で「物価安定の目標」(消費者物価指数前年比上昇率2.0%)の導入が市場に織り込まれていたこと、当座預金超過準備付利は据え置かれ、資産買入等の基金の増額は2014年以降と決定されたことを受けて利食いが先行する展開となり、88円06銭まで下落しました。
しかし、安倍政権閣僚が欧米諸国による円安誘導への批判に対して反論したこと、日本の2012年の貿易赤字が過去最高の6.9兆円となり、2013年も同規模の貿易赤字が予想されること、朝鮮半島の地政学的リスクなどで、再度上昇する動きとなり、前週の高値を上抜き91円09銭まで上昇しました。

テクニカルで見ると昨年12月の上昇スタートから下値を支えてきたサポートラインSが一時的に下抜け調整ムードが高まったものの、騙しに終わり、再び上昇トレンドへ戻っていることが分かります(A)

また、Williams%Rも大きく下落したものの一過性の動きに終わり、再び天井圏まで戻ってきています(B)

マーケットのムードは一段の高値期待となっており、95円~100円を予想する声も上がっていますが、過熱感も出始めており、調整にリスクは意識しておく必要がありそうです。
今週は米雇用統計も控えており、ポジション調整による乱高下にも注意しておきたいところです。

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