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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/1/22のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、日銀金融政策決定会合の結果待ちで、89円後半で模様眺めムードのスタートとなりました。

注目の日銀金融政策決定会合では、2%の物価上昇率を新たに「目標」と明確に定め、2014年以降期限を定めず国債などを買っていく無期限の新たな金融緩和強化策を打ち出しました。
また、13年中は資産の買い入れペースを増やさないなど、今後の追加緩和への期待も温存する格好となっています。
ただし市場では、日銀の決定について、迫力に欠けるといった見方や失望したとの声が多く聞かれました。

ドル/円は、日銀の発表直後に90円06銭まで上昇したものの、その後すぐに戻り売りに押され、88円50銭付近とみられる損切り注文を巻き込みながら88円35銭まで急落しました(A)
この動きで、ボリンジャーバンドの上抜け後、すぐにバンド下抜けとなる典型的な騙しの形状が見られています。

その後は、ボリンジャーバンドの騙し後の傾向通り、下落が加速してバンドウォークが示現していることが確認できます(B)

もっとも、DMIを見ると、ADXの上昇は鈍いものであり、この下落が次のトレンドにつながるというよりは、調整の下落であることを示唆しているといえそうです(C)

提供: FXトレーディングシステムズ
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