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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/1/16のドル円相場の考察

現在のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%・0.8%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円は、調整の流れが継続し、朝方つけた88円88銭の高値から一時87円80銭まで下落しました。
前日は、甘利明経済再生担当相が、過度な円安は輸入物価にはねかえり国民生活にとってはマイナスの影響も出てくると述べ、ドル/円相場に冷や水を浴びせましたが、昨日は自民党の石破茂幹事長が円安は産業によっては逆風となるため、水準の見極めが重要だとの認識を示したことが、円買い戻しの要因となりました。
海外ファンド勢は来週月曜(21日)の米国市場の休みや日銀金融政策決定会合の前に、早めにポジションを手じまっているとの指摘もあり、ポジションの調整が続いている模様です。

テクニカルで見ると、下値が0.8%乖離のエンベロープで止められており、通常より大きな振れが起きていることが分かります。
上値が0.3%乖離で止められており、下押し圧力が強い状況が確認できます。

もっとも、昨日の東京から欧州時間にかけては、価格が下落を続けるものの、RSIは横這いとなっておりダイバージェンスが見られました(A・A’)
このダイバージェンスが示すようにドルはその後底を打ち、87円台後半での根強いドル買いを受けて反転しています。

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