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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/1/15のドル円相場の考察

現在のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日は、甘利経済再生相が、閣議後の会見で、89円台に進行した円安に関連して、「日本の国情に見合った水準に市場が自動修正しつつある」との認識を示した一方で、「過度な円安は輸入物価にはねかえり国民生活にとってはマイナスの影響も出てくる」と述べ一方的な円安にも懸念を示したことで、円は急速に買い戻される展開となりました。
ドル/円は、午前10時過ぎに付けた高値89円63銭から1円超の下げ幅を記録し、88円62銭まで下落しました。
その後海外市場でも、この発言が懸念され、調整的な円の可戻しが続き88円27銭の安値を付けています。

このドルの下落でボリンジャーバンドを一気に下抜け、バンドウォークを示現していますが、形状的にはあまりきれいな形ではなく、根強い円先安観のなかの調整的な動きといえそうです(A)

RSIも下落しましたが、中立的な水準に戻っており、調整が長引くようには見えません(B)

NY時間引けにかけては、88円台で実需のドル買いが見られ、ドル/円は下げ渋っており、市場では来週の日銀金融政策決定会合にかけて円安基調は維持されるとの見方が優勢と指摘されています。

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