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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/1/9のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%・0.5%)、RSIを表示しています。

昨日は、朝方こそ短期投機筋の投げでドルが下落する局面がありましたが、売り一巡後は徐々にドルが値を戻し、先週の上昇基調に戻る兆しを見せています。
安倍晋三首相が、経済財政諮問会議の初会合で、日銀との連携を強化する方針にあらためて言及したうえで、日銀に対し、自らが先の総選挙で主張してきた2%の物価目標を踏まえて金融政策を運営するよう求めたことで、「物価目標の引き上げによって、日銀は一段と積極的な緩和実施を余儀なくされ、円の一段安につながる」との見方が強まったこともドル/円の支援材料になったとの指摘もあります。

テクニカルで見ると、値動きが軽く振幅が普段より大きいことが分かります。
朝方のドル下落では0.5%乖離のエンベロープが下値抵抗になっています(A)
通常は0.3%乖離程度の振幅にとどまることが多く、現状は値動きが大きいといえます。

昨日の海外から朝方の価格の下落に対して、RSIが横這いで推移しており、ダイバージェンスを形成していることが確認できます(B・B’)
このダイバージェンスは、その後のドルの反転を示唆するものとなっており、実際海外市場ではしっかりとしてドルの上昇が見られています。

上値も0.5%乖離のエンベロープで止められています(C)
本日朝方は既にこの5%乖離のエンベロープを越えていることから、若干の調整の可能性があることには留意したいところでしょう。

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