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テクニカルで検証する昨日の相場

2013/1/7のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日平均足、一目均衡表Williams %Rを表示しています。

昨日は本邦事業会社も本格始動となるなか、ドル/円は朝方一時88円38銭まで強含みましたが、その後は本邦勢や海外勢による利益確定売り、オプション関連の売りなどに押され、88円を割り込む展開となりました。
前週末4日のニューヨーク外為市場で、ドル/円は88円48銭まで上昇して2010年7月以来の高値を付けたことで、利益確定の売りが先行したようです。

もっとも、投機筋の間では、今月下旬の日銀金融政策決定会合に照準を合わせてオプションで円売りを仕込む動きが見られるといわれており、円先安観は根強いものがあります。

ただし、テクニカルで見ると円の売られ過ぎ感が強くなっていることも事実でしょう。

平均足では、23日間にわたって陽線が連続しており、これは極めて強いトレンドを確認する動きとはいえ、そろそろ息切れしてきても不思議ではない水準です(A)
本日87円半ばでの推移が続くと陰転してしまうリスクがあり、要注目といえそうです。

Williams%Rは、昨年12月19日にゼロ水準に達した後、天井圏に張り付いて横這いで推移しており、価格の上昇に対してダイバージェンスを続けています(B)
既にどこで反転してもよい水準といえます。

仮に昨年12月初旬から続いたドル/円の上昇に対する調整が入った場合には、38.2%戻しの水準である85円85銭レベルが下値目処となるでしょう(C)

もっとも、相場格言では「もうはまだなり」といいますから、調整期待が残っているうちは簡単には下押しいないのかもしれませんが・・・。

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