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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/12/26のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、パラボリック(Parabolic)RSIを表示しています。

昨日は、シドニー、ウェリントン、ロンドンが休場のなか、ドル/円は一貫して上昇する展開となりました。
朝方発表された日銀金融政策決定会合の議事要旨を手掛かりに、85円ちょうどにあったオプション関連の売りをこなし、85円台に乗せる動きとなりました。
11月19日、20日開催の金融政策決定会合の議事要旨によると、1人の委員が超過準備への付利撤廃が為替相場に働きかける可能性があるとの認識を示したほか、複数の委員が緩和効果浸透のためにコミットメント文言の変更を提起したことが明らかになっています。
また、このうち1人の委員は実質的なゼロ金利政策と資産買入等基金による金融緩和を、物価上昇率1%を達成するまで期限を明記しないオープン・エンド(無期限)とすると公表文に明記することを提案していました。

海外市場でも、安倍晋三新首相がデフレ脱却に向けた強い姿勢を示していることで、日銀がさらなる緩和策に踏み出さざるを得なくなるとの見方が広がり、ドル/円は2010年9月中旬以来の高値を付ける動きとなっています。

テクニカルで見ても、朝方調整のドル売りから反転してパラボリックが買い転換して以降一貫して買いサインを出し続けていることが分かります。
本日も朝方、調整的な動きでパラボリックが反転していますが、大きな押しは期待しにくく、次の反転と86円突破を試す動きが期待されます。

もっとも、RSIが高水準で横這いを続けており、短期的には調整の可能性もあることには留意しておきたいところです。

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