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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/12/20のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%、0.5%)、MACDを表示しています。

昨日のドル/円は、日銀金融政策決定会合の結果発表を控え、朝方から調整ムードの強い動きとなりました。
もっとも、下値は限定的で、一時84円を割り込む局面もありましたが、すぐに値を戻し84円前半の攻防が続きました。

その後注目の日銀金融政策決定会合で、「物価安定の目途」見直しに着手し、基金10兆円増額の追加緩和策も決定したことを受け、瞬間84円39銭まで上昇したものの、すぐに84円割れとなるなど乱高下の展開となりました。

朝方の押しでも日銀発表後の押しでも下値は0.5%乖離のエンベロープが抵抗となっています(A)
通常の値幅は0.3%乖離程度であることを考えると、やや振れの大きい動きといえるでしょう。

その後は市場も落ち着きを取り戻し、ドルは値を戻す動きとなりました。
MACDも陽転を示し、ドルの下押しが限定的だったことを支持しています(B)

ただし、戻りの高値が0.3%乖離のエンベロープで止められたことからみると(C)、本日は通常の振れ幅である0.3%乖離程度の上下動で、84円から84円50銭のレンジでの動きとなる可能性が高いようにも見えます。

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