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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/12/19のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のドル/円は、朝方に17日のオセアニア市場でつけた1年8カ月ぶりの高値84円48銭に迫る局面もありましたが、84円半ばのオプション関連の防戦売りや利食い売りに押される展開となりました。
日銀政策決定会合の結果公表を控え、ポジション調整のドル売りも散見されたとの指摘もあります。

海外市場に入ると日銀が金融政策決定会合で追加緩和に踏み切るとの観測が円安を促し、84円50銭の水準にあったオプションのバリアを突破したことで、ストップロスのドル買いが膨らんだことで、20ヶ月ぶりの高値である84円61銭まで上昇しました。

しかし、価格は上昇していましたが、RSIは朝方の水準より下落しており、ダイバージェンスを形成していることが分かります(A・A’)
ダイバージェンスが示唆するように、その後ドルは利食い売りに押され84円前半まで押し戻されています。

NYの引けにかけては、「ホワイトハウスは財界トップに財政協議が後退していると伝えた」との一部報道を受け、米国の「財政の崖」回避に向けた与野党協議の早期合意への期待が後退したことで、商いが薄い中ドルは急速に下落し、一時84円を割れる動きとなりました(B)

もっとも、日銀金融政策会合の結果発表を控えドル売りも一過性のものとなり、すぐに84円台を回復し、長い下ヒゲを形成することとなっています。

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