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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/11/30のドル円相場の考察

先週のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表MACDを表示しています。

先週のドル/円は、安倍自民党総裁がウォールストリートジャーナル紙上で「為替介入は効果が薄く、円高対策としては考慮していない」と発言したことや、米国の「財政の崖」に対する懸念を受けて、前週のドル急上昇に対する調整となり、82円63銭から81円68銭まで下落しました。
しかし金曜日には、本邦企業による米国企業の買収絡みと指摘されるドル買いで82円75銭まで反発して、82円台で週を越えています。
現状は82円を挟んで高値持ち合いとなっており、次の動きを探る展開といえそうです(A)

83円水準にはオプション・トリガーに関わる防戦のドル売りが控えていますが、安倍トレード」による円売りも根強いため下値も堅い状況です。

今週は週末に米雇用統計を控えていますが、現在の予想では失業率が7.9%(10月7.9%)、非農業部門雇用者数が+10.0万人(10月+17.1万人)となっており、ややドルの上値を抑える要因となっています。
実際に大きく悪化するのかどうかが注目されます。

MACDを見ると、いよいよMACDとシグナルが売り転換しそうです(B)
本日、現状水準で推移するとクロスしてくるものと思われ、その場合には調整のドル安も意識する必要があるかもしれません。

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