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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/11/19のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

週明けの東京市場のドル/円は、先週末に自民党の安倍総裁が政権を奪還した場合には公共投資を拡大し、財源として発行する建設国債を全額日銀に引き受けさせる旨の発言を行ったことが円売り材料と見なされたほか、国内の輸入企業や機関投資家が円売りに動いたため、4月25日以来の高値である81円59銭まで上昇しました。

この動きでボリンジャーバンドを上方ブレイクしましたが、バンドウォークには繋がらず、上値を抑えられてしまっています(A)
朝方に円売りに動いた投機筋が値動きの悪さを嫌って、円を買い戻したほか、輸出企業の売りも出ていたとの指摘があります。

ただし、反落はしたものの円の先安観は根強く、現状では81円前半に強い下値抵抗があるため、ドルの下押しも限られたものにとどまりました(B)

その後、NYの引けにかけてドルが上値を試しに行きましたが、ボリンジャーバンドが上値抵抗として機能してしまっており、一段の上昇には力不足のようです(C)
本日の日銀金融政策決定会合後の白川総裁が安倍発言に反応するかどうかに注目が集まっており、東京時間は動きにくい展開となりそうです。

DMIを見ても、昨日は一貫してADXが下落を続けており、先週からの上昇トレンドに陰りが出てきていることを示唆しています(D)

提供: FXトレーディングシステムズ
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