TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2012/10/24のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2012/10/24のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、エンベローブ(25SMA±0.1%)、RSIを表示しています。

昨日のドル/円は、79円台後半での膠着した動きとなりました。
東京時間は、HSBC中国PMIを受けて80円に迫る場面もありましたが、すぐに押し戻されています。
80円手前には大口のオプション絡みの売りも控えており、これも上値の重さにつながったとの指摘もあります。
また80円前半から半ばまでは実需のドル売り並んでおり、この水準を突破するには追加材料が必要との見方も出ています。

海外市場では、FOMCにおいて、「経済が一部で上向いていることを認める一方、失業率は依然高止まりしている」との認識を示し、労働市場が改善するまで景気刺激策を維持し、政策金利についても、少なくとも2015年半ばまで異例の低水準に据え置く方針をあらためて表明しました。
この内容は市場の予想通りであり、ドル/円に対するインパクトはほとんどありませんでした。

テクニカルに見ても0.1%乖離のエンベロープが上下の抵抗となっていることから、相場の動意が少ないことが分かります。
通常は0.3%乖離程度の動きがあるため、現状の膠着感の強さが窺えるといえるでしょう。
そうした中、アッパーラインには達せず、ロアーラインを下抜く局面があることから、ややドルの上値が重いと言えるのかもしれません。

RSIを見ても、ほぼ50の水準で横這いとなっており、方向性のないことが示唆されています。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆エンベローブとRSIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ