2012/10/15のドル円相場の考察
昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。
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チャートは、ドル/円の日足、一目均衡表、Williams %Rを表示しています。 |
昨日のドル/円は、各国株価の落ち着いた値動きを背景に、クロス円でショートの巻き戻しが進行したほか、ソフトバンクによる米携帯電話3位のスプリント・ネクステル買収にからみ円売りが出るのではないかという思惑もあり、78円台後半まで上昇しました。
また、米国の経済指標が予想を上回ったこともドルの支援材料となったようです。
テクニカルに見ると、相場転換への期待がかかる形状となっています。
一目均衡表の先行スパンの雲が垂れさがってきており、昨日はこの雲に上値を止められていますが、現状水準を維持できれば、この雲を上抜けて買い転換することとなります(A)。
遅行スパンはローソク足を上抜けて買い転換しており、現在の逆行関係が続く、もしくは現状を維持できれば、買い環境への転換を確認できることになります(B)。
79円水準を上抜けることが出来ると、トリプルボトムを完成させるようにも見え、底打ちへの期待が高まる形状といえます。
Williams%Rも高い水準まで上昇してきているとはいえ、まだもう一段の上値余地があり、今週後半の動きには要注目といえそうです(C)。
下値リスクとしては、もう一度78円水準を割り込むようであれば、一気に上値への期待がしぼむ形となってしまうため、その水準の攻防となった場合には注意深く見極める必要があるでしょう。
提供: FXトレーディングシステムズ
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