TOP » テクニカルで検証する昨日の相場 » 2012/10/16のドル円相場の考察

テクニカルで検証する昨日の相場

2012/10/16のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


[拡大画像はこちら]
チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドDMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のドル/円は、底堅い動きながらも78円台後半での小動きに終始しました。
今月30日の日銀金融政策決定会合で追加緩和が期待されていることや、ソフトバンクが米スプリントを1兆6000億円で買収すると発表したことを背景にドル買い・円売り圧力が強いものの、世界経済をめぐる不安が強まれば、資金の逃避先として円が底堅い動きとなる可能性もあるとの見方もあり動きが取りにくい状況といえます。

テクニカルで見ると、これまでサポートラインSに支えられてしっかりとした上昇を続けてきましたが、伸び悩みを感じる形となっています。

79円水準に上値抵抗があり、現状ではラウンド・トップを形成しつつあるように見えます(A)
ラウンド・トップは天井を形成することが多く、相場の頭打ちの可能性を高くしています。

また、DMIを見るとADXが昨日一貫して下落しており、これまでの上昇トレンドが終了し、上昇の勢いがなくなりつつあることが分かります(B)

もっとも、ボリンジャーバンドが収縮してきており、これをどちらに抜けるかが次にポイントといえそうです。
下抜けした場合には、調整で78円ミドル、その水準を抜けると78円水準までの押しの可能性がありそうですが、上抜けすれば再び上昇トレンドに回帰するものと思われます。

提供: FXトレーディングシステムズ
☆ボリンジャーバンドとDMIなら、使いやすい各種チャートが充実のFXブロードネット
@FX編集局からのオリジナルレポートも配信中 ⇒ココから

ページトップ