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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/9/18のドル円相場の考察

昨日のユーロ/ドル相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ユーロ/ドルの1時間足、エンベローブ(25SMA±0.3%)、DMI(Directional Movement Index)を表示しています。

昨日のユーロ/ドル相場は、レジスタンスラインRに上値を抑えられる形で一貫して軟調な動きを続けました。

スペインのサンタマリア副首相が、「同国が欧州連合(EU)から受ける可能性のある支援の条件を依然として検討している」と表明あい、「スペインが払っている犠牲と実施している改革を欧州は認識する必要がある」と訴えたことで、同国の長期金利が上昇、これを嫌気してユーロ売りが強まりました。
7月に2年ぶり安値をつけたユーロは、ECBや米連邦準備理事会(FRB)の積極的な政策対応を受け、その後約8%値上がりしているものの、その根底にある楽観的な見方はここにきて後退しつつあると指摘されています。

また、昨日に5月4日以来の高値となる1.3169ドルまで上昇したことで、ユーロのこれまでの値上がりは急激かつ行き過ぎたものとの見方が一部で広がったこともユーロ売り圧力を高めることとなりました。

ユーロ/ドルは0.3%乖離のエンベロープ・ロアーラインに絡む形で安値を付けており、この水準が下値抵抗として機能するかどうかが注目されます(A)

DMIを見ると、ADXがしっかりとした上昇を示しており、昨日のユーロ下落がトレンドを伴ったものであることが確認できます(B)

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