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テクニカルで検証する昨日の相場

2012/9/11のドル円相場の考察

昨日のドル/円相場の動きをテクニカルで検証してみます。


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チャートは、ドル/円の1時間足、ボリンジャーバンドRSIを表示しています。

昨日のアジア時間のドル/円は、仲値公示の前後で輸入企業の買いと輸出企業の売りが観測されたものの、午前の値幅は上下10銭止まり、午後は商いが一段と細り、正午から午後3時までの値幅はわずか5銭にとどまるという膠着相場が続きました(A)

しかし、海外市場では前週発表された8月の米雇用統計で、非農業部門雇用者数が市場予想を下回る伸びにとどまったことを受け、FRBが量的緩和第3弾(QE3)の実施に踏み切るとの観測が高まったことや、ムーディーズが「米国の来年度の予算協議で、債務の対国内総生産(GDP)比率の低下トレンドが示されない場合、米国は最高位の“Aaa”格付けを失う可能性がある」との見解を示したことなどを受けて、ドルが売り込まれる動きとなりました。
ドル/円も強い下値抵抗であった78円水準を下抜け、約3か月ぶりの安値である77.74円まで下落しました。

この動きでボリンジャーバンドのバンドウォークが形成されましたが、通常よりも長い時間続いており、昨日のドル下落の勢いの強さを感じるものとなっています(B)

もっとも、RSIを見ると昨日の朝方には価格に下落とRSIの上昇というダイバージェンスが確認出来ており、相場がドル売りに傾く可能性が早い時間から示唆されていたことが分かります(C・C’)

提供: FXトレーディングシステムズ
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